シャープのKC-J50は、2018年発売の加湿空気清浄機。
よく使う機能がバランスよく搭載されたロングセラーモデルで、現在後継機種のKC-L50(2019年発売)、KC-N50(2020年発売)、KC-R50が発売になっています。
しかしKC-J50は今でも十分使える機能が搭載されていて、価格が手ごろになっているため、まだまだ人気の製品です。
こちらでは「KC-J50」の特徴や良い口コミとイマイチな口コミ、気になるフィルターのお手入れ方法や交換時期も紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
(※2022年11月時点の情報です)
▼十分な機能で満足が高いと評判のKC-J50
KC-J50の口コミと評判
KC-J50の愛用者は多く、たくさんのレビューが挙げられています。
その中から悪い口コミと良い口コミ、それぞれをまとめていきますね。
また空気清浄機には必須のフィルターのお手入れや交換の時期など、参考になる口コミも紹介していきます。
KC-J50の悪い口コミ
まずは改善してほしいなどを含む、悪い口コミをあげていきます!
給水タンクの水がすぐなくなる
「水がなくなるのが早い!」「給水タンクの出し入れが不便」「キャップが閉めにくい」など、加湿機能に関するイマイチな口コミがありました。
KC-J50の加湿適用床面積は、プレハブ洋室なら「~15畳(25㎡)」で給水タンク容量は約2.5L。
加湿量は最大500mL/hで、そこまで低いわけでもないのですが…。
一般的な加湿器と比べてみると、「14畳」用の加湿器は最大加湿量が500ml/hほどが目安。
この場合、給水タンクの容量は4Lほどの大きさになるそう。
KC-J50の加湿適用床面積は「~15畳(25㎡)」なので、3~4人家族のリビングに置くのにはじゅうぶんな加湿機能といえそうです。
水の入れ替えが気になる場合には、KC-J50は空気清浄の機能をメインにし、別に小さな加湿器を置いてもいいかもしれませんね。
音がうるさい
「TVの音を上げないといけないぐらいうるさい」「静音モードなら気にならないが、自動モードにすると音が気になる」「ファンの音がうるさい」など、運転音についての気になる口コミがありました。
KC-J50には6つの風量があり、「自動」「花粉」「おやすみ」「静音」「中」「強」と切り替えることができます。
仕様書では「静音」では運転音は21dB、「中」では38dBですが、「強」では52dBとなっているため「うるさい」「気になる」という人もいるようです。
とくに実際に使用している人は「パワフル吸じん運転」や「風量・強」の時に「うるさい」と感じる人が多いようです。
52dBは騒音レベルでいうと「普通」の大きさなんだよ・・・
40dBは「静かな住宅地・図書館・深夜の市内」、50dBは「エアコンの室外機・静かな事務所」程度の騒音とされています。
ここから推測すると、52dBも日中なら生活音に溶け込みますが、夜間の運転は気になる・うるさいと感じてしまうのかもしれませんね。
良い口コミの中には「自動運転だととっても静か」「静音だと作動しているのか分からないくらい音がしない」という声も多くあり、音がうるさいと感じる人もいるものの、ほとんどの購入者にとっては気にならない程度の運転音と言えそうです。
どうしても音が気になる場合は、静音モードで使用すると良いかもしれませんね。
KC-J50の良い口コミ
シャープの加湿空気清浄機KC-J50。
デスクサイド用をずっと使ってたパナソニックから買い替え、庶民の場合空気清浄機はいかにそのモデルが市場に出回ってるか、いかにフィルターや消耗品の類が手に入りやすいか、あと給水タンクがそれなりの大きさかを選択の目安にすれば良いと思います。 pic.twitter.com/lsDCkOooEU— KT (@Koretty) February 15, 2021
KC-J50購入者のほとんどは「ハウスダストがかなり取れる!」「操作が簡単で使いやすい」「メンテナンスがしやすい」と満足しているようです。
たくさんのポジティブな口コミの中から、厳選して紹介しますね。
清浄能力が高い
「花粉の季節のムズムズが減った」「ハウスダストにかなり効果がある」「静電HEPAフィルターの威力がすごい」など、空気清浄機能に関して「さすが空気清浄機に実績のあるSHARP!」という声が多くありました。
また、菌やウイルスの表面の細胞膜のタンパク質を切断して分解・除去。
浮遊カビ菌の除菌や浮遊ウイルスの作用を抑え、ダニのふんや死がいなどのハウスダスト、浮遊花粉などのアレル物質の作用も抑制します。
空気の汚れを浄化することによってキレイな空気が部屋を循環し、花粉症やハウスダストに悩まされていた人にとっては、まさに「買って良かった」アイテムのようです。
空気清浄機では定評のあるダイキンの製品とも比べて遜色がないという声もあるんだよ!
性能面からも、KC-J50はおすすめといえそうです。
価格と性能のバランスがいい
シャープのKC-J50が搭載している静電HEPAフィルターが0.3µmで99.97%、Dyson Purifierが搭載しているH13 HEPAが0.3µmで99.97%, 0.003µmで99.5%なのでおそらく性能変わんなそう
— げん / ねぐれくと (@neglect_yp) July 21, 2022
現在KC-J50の後継機種としてKC-L50などが次々に発売されていますが、実は性能面はそれほど変わっていません。
これはメーカーが製品の価格を調整するために性能をあまり変えずに品番だけ変える、マイナーチェンジを行っているからと言われています。
そのため、KC-J50は”型落ち”としてとても安価で手に入るようになっています。
現在ECサイトでは18,800円~22,800円前後で販売されていて、20,000円前半で買える空気清浄機の中ではかなりの良スペックになっています。
(※2022年11月時点の情報です)
もちろん性能面では高価格帯の空気清浄機の方が清浄能力が優れていますが、医療機関や企業ではない、一般家庭の日常使いでは、そこまでハイスペックな清浄機能は必要ないという考え方もありますよね。
KC-J50は空気清浄機に求められる機能がバランスよく搭載された、ロングセラーモデルです。
性能があまり変わらないのは、それだけシンプルで無駄のない必要な機能だけを取り入れているからと考えることもできます。
最大風量5.1㎥/分や空気清浄適用床面積(~15畳・25㎡)、加湿適用床面積(プレハブ洋室~14畳・23㎡、木造和室8.5畳・14㎡)などを見ても、価格と機能のバランスのとれた、「買いやすい」空気清浄機としてとても優秀な製品といえそうです。
デザインが良い
「こだわりの強い部屋にもうまくマッチしている」「洗練されたデザイン」「コンパクトで置きやすい」など、見た目の良さも良い口コミとして挙がっていました。
すっきりとして清潔感のあるデザインや、ごちゃごちゃ多すぎず使いやすいボタン、「おまかせ」を押すだけの分かりやすい操作性など、実際に使ってみて「使いやすい」点も人気の理由のようです。
見た目だけでなく、使いやすさも家電には大切ですよね。
毎日使うものだけに、操作が面倒だとストレスに感じてしまうのよね・・・
KC-J50は「分かりやすい」「使いやすい」という家電にとっていちばん大事なところもしっかり考えられているようです。
KC-J50のフィルターのお手入れ方法・交換時期は?
型式はKC-J50なので、2018年発売のものですね😃型落ちですが、性能は十分だと思います🥰
お手入れ楽チンなの本当にありがたいです!加湿フィルターの掃除も月1回くらいですし、すぐ終わるから本当に助かる☺️— はすー🎀 (@mogmog_oudon) February 10, 2022
意外と面倒なフィルターのお手入れと、交換時期についてまとめました。
加湿フィルターのお手入れ
加湿フィルターのお手入れは1か月に1度を目安に行ってください。
【手順】
①運転を停止し、差し込みプラグを抜く
②トレーや加湿フィルターを本体から取り外す
③水洗いする
※加湿フィルターはトレーに入れたままシンクに持っていき洗ってください。
※トレー仕切り・フロート・ローラーは取り外さずに洗ってください。
※トレーの水は定期的に捨ててください。
④お手入れ後、トレー(加湿フィルター)を本体に取り付ける
⑤トレーや加湿フィルターを本体に取り付けた後、
運転を開始し、加湿ボタン(フィルターお手入れ用リセットボタンを兼用しています)を3秒間長押しする
⑥フィルターお手入れランプが消灯する
集じんフィルター・脱臭フィルターのお手入れ
集じんフィルター・脱臭フィルターのお手入れは「〇ヶ月に〇回」という決まりはなく、「汚れや吹き出し口からのニオイが気になった時」がお手入れの目安だそうです。
【手順】
①運転を停止し、差し込みプラグを抜く
②後ろパネルを外し、フィルターを取り出す
(集じんフィルターと脱臭フィルターの2種類入っています)
③集じんフィルター:新聞紙などを下に敷き、掃除機で「タグのある面だけ」
ホコリを吸い取る
※水洗い・天日干しは絶対にしないでください(フィルターの機能がなくなります)
脱臭フィルター:新聞紙などを下に敷き、掃除機で「両面」吸い取る
※水洗い・天日干しは絶対にしないでください(フィルターの機能がなくなります)
※どちらのフィルターも力を入れすぎると破れやすいので
取扱いには充分注意してください。
④集じんフィルター、脱臭フィルターの順に取り付ける
⑤後ろパネルを取り付ける
交換時期:10年に1回
KC-J50には静電HEPAフィルター、ダブル脱臭フィルター、加湿フィルターと3種類のフィルターがついています。
この3つのフィルター全部、交換時期は10年に一回です。
空気清浄機に必須の集じんフィルター、脱臭フィルター、また加湿時に必要な加湿フィルターは消耗品であり、定期的な交換が推奨されています。
そのほか、加湿器部分に付属している「Ag+イオンカートリッジ」(水タンク内のヌメリやニオイを抑える)は、1年に1度の交換が推奨されています。
(「Ag+イオンカートリッジ」は取りつけずに使用することもできます)
後ろパネルに付属している「使い捨てプレフィルター」は、約1ヶ月に1度の交換がめやすとされています。
そのため、KC-J50を購入すると各フィルター代が必要になります。
加湿フィルター(FZ-Y80MF)2,280円:10年に1回
集じんフィルター(FZ-D50HF)3,915円:10年に1回
脱臭フィルター(FZ-F50DF)3,230円:10年に1回
です。
これらのフィルター代が高いと考えるか、必要経費として考えるかは人によりそうですが、10年に一度の交換で済むと考えるとかなりお得といえそうです。
また、フィルターは純正品でなくても大丈夫という声もあります。
とくに背面に付ける「使い捨てプレフィルター」は、レンジフード用の市販品を貼っているという人も。
機能的にもとくに問題ないそうなので、フィルター代を安く抑えたい場合は自己責任の範囲で利用してみるのもひとつの方法かもしれませんね。
まとめ
シャープのKC-J50は、2018年発売の加湿空気清浄機。
KC-J50の悪い口コミは、給水タンクの水がすぐなくなる・音がうるさいなど。
KC-J50の良い口コミは、清浄能力が高い・価格と性能のバランスがいい・デザインが良いなど。
KC-J50のフィルターの交換時期は、10年に1回。
お手入れは加湿フィルターは1か月に1度、集じんフィルター・脱臭フィルターのお手入れは汚れが気になった時を目安に行う。
>>シャープ清浄器KC-30T7との違いを比較した記事はこちらにまとめてあります
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